全日制は、月~金曜(土曜のところも)まで毎日通学する必要のある高校のことです。
全日制高校へ行くためには、内申点が必要です。
最近では内申点が不要な「不登校生枠入試」の設置で受験しやすくなっていますが、その分学力テストで結果を出す必要があります。
私立では、内申点に関係なく入学試験の結果によって合否を判断してくれる高校が多いです。
出席日数については、私立高校は年間30日以上欠席を目安に審査されると言われています。
こちらも学力テストで結果を出す必要があります。
以前は、「夜間定時制」が一般的でしたが、最近では、「昼間部定時制」、「多部制定時制」が増えてきました。基本的に卒業まで4年間通学することが必要です。
3年間で卒業できる「定時制高校」もあります。入学試験で合格するにはある程度の学力が必要となります。
学校により異なりますが、①年に数回のレポート提出と、②スクーリング(面接授業)への決められた回数の出席、③期末テストにより単位が取れる学校です。
入試はありますが、全日制や定時制と比較すると試験に合格しやすいです。
高等課程を持っている専門学校の事で、高等課程を修了した段階で高校卒業の資格が取得できるところが多いです。
専門的な技術が学べるので就職に有利です。
教育委員会が指定する施設で、この施設に通うだけで通信制高校の卒業資格が取得できます。
通信制高校のレポート指導などを行う学校で、高卒資格はもらえません。
一定の単位を修得していれば18歳になった時点で大学生として認める特修生という制度のある大学の事です。
「高校卒業」や「高校卒業程度認定試験の合格」は不要です。
不登校のお子さんの場合、内申点や出席日数の評価が低くなってしまいますので、当日の試験結果で挽回する必要があります。
頑張って受験勉強をして合格で「勉強」は終わりではありません。
高校卒業の為には、学校に通い続ける必要があります。
高校に通い始めて、友人関係は良好でも、「勉強」についていけないと、また不登校になってしまう可能性があります。
不登校のお子さんには苦難が待ち受けているかもしれませんが、「勉強」ができることによる自信はお子さんの強い味方になってくれること間違いなしでしょう。
前向きに「高校進学」を考えてくれたお子さんには、少しでも早く「勉強」できる環境を整えてあげましょう。